■■■絵画上達への指導方法■■■

電彩アートの指導者としてのあり方、方向性です。講師の方はこれに近づくよう、
日々の努力をしております。電彩アートの講師はまず絵を愛し、人を愛し、教えることを心から幸せに感じております。電彩アートで学びたい方、ぜひ参考にしてください。

絵画&指導方法の10の法則    テクニック&指導の基本

1)デッサン

1:ゴッホの法則

 絵は創造性の産物ですが、それを生み出す基本に「フォルム」(形)があります。
それを理解するにはデッサンが大切です。
 このデッサンの練習には、本物を見て描いたり、名画を模倣することが絵画上達の近道です。 
ゴッホは「ミレー」・「ドラクロア」を模写し、研究しました。
電彩アートは写真をトレースして練習してもいいのですから・・・

2:山田みち子の法則
 心で観る。対象をしっかり見て、目をつぶり、まぶたの中に再現する。
それを2度・3度くり返すと一生、心に残り、夢の中にまでその情景が浮かび上がる。
右脳を開発しよう!


●絵を描こう、学ぼうと思った人を心から尊敬しよう。
描きたい、向上したい、新しいプラスの種をまこうとしている人は、
偉大であり、そういう人を心から尊敬しよう。
人間は自らの潜在的能力を向上させるために存在している。

前向きな向上心のある人々に助言を与え、道を切り開く手助けを
できたら幸せです。
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2)構図

1:黄金分割…
正確には、1:0.618に縦と横の線を引き交点を生かします。

 おおよそ、横2:1 縦2:1 に画面を区切ると黄金分割に近い構図ができます。
もちろん正しく計算するべきでしょうが、暗算に弱い人、記憶力の弱い人は、
全体を3でわけ、その交点を目安にするとほぼ近い線が描けます。
100%正確ではありませんが、このような感じで描くと描きやすい。
また三角形を意識すると、美しい構成が描きやすい。
ピラミッド方式。日本の生け花も同じ考え方のようですね。

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2:プラトンの法則
 「多様性の中に統一を、統一の中に多様性を見出さなくてはならない」 
形や色が多すぎるのも問題。過剰な統一は単調になり、過度の多様性は混乱のもと。
多様性の中の統一が大切です。


●絵を描こうと決意した人々には、上手に描こうという向上心が密かに存在します。
しかし、上達への道は厳しいものです。それは急には身に付くものでなく、
何度も何度も描いているうちに自然に身に付くものです。
だから教える立場にあるものは、
その前向きな「絵を描く行為」に目標を作り、引っ張って行くのが仕事です。

●人生におけるもっとも素晴らしい恵みの一つは、他人に与えることです。
指導するあなたにとっての与えることは、けっして、あなたの強さや優秀さを誇るのでなく、教わる人の能力を引き出すことです。しかも全身からにじみ出る笑顔で・・・。
笑顔は税金のかからない財産です。

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3:マッスの法則

 マッス(mass)(塊・質量)とは、明るい部分と暗い部分の広がりのこと。
(美術用語的には、一つの塊として知覚される空間の中の物体。)
絵全体のマッスをきちんととらえるとバランスのよい絵が描けます。
*現代的には、マスといわれることが多いようです。

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4:ブロック・イン法則

 平面的図形(円・四角・三角形)などを使って、構造をもっとも単純な形にして考え、
ボリュームをとらえることをいいます

■色彩の塊としての実例サンプル

セザンヌは静物を描くときに、この考え方を取り入れました。

●人間とチンパンジーの遺伝情報の違いは、わずか1.23% 
これだけの差で人間になった私たち。
そんな人間にも「直感」という論理抜きの瞬間的な理解力があります。
多分、それが絵を好きだと思った瞬間に違いありません。
何かを創造するときは、論理的思考の役割でなく、直感的な役割の分野で
あるといわれるからです。
そうした直感をいきいきと育てて行くためにも絵を描き続けることは重要です。

●指導する人間は、絵心を持つ学びの人々とけっして張り合わず、お互い、
成長する仲間として、尊敬し、常に最善を期待し、前向きに全員で没頭できる環境作りをすることです。

3)モチーフ
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1:印象派の法則・・・現実そのものをあるがままに描き、どんなものもモチーフになります。

2:視点の法則・・・モチーフの視点を選ぶとき、対象との距離を考えるうようにしましょう。
遠すぎてはインパクトが弱まり、近すぎてはサイズを見誤ることが多いようです。 
高いところから描いたり、低いところから描いて、視点に変化を与えることで、個性的な作品が生まれます。 

4)光の方向

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1:照明法・・・光には、正面、斜め、側面、後方の種類があります。
その物の固有色を表現するには、正面から、斜めからは量感、
側面からの光はコントラストやドラマチックな効果が期待できます。
後方からの光はロマンチックなムードが表現できます。

2:光の量・・・強い光や直接光は、モデルのフォルムを明るく、くっきりさせ、弱い光は明暗や輪郭を和らげます。


5)遠近法

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1:空気遠近法・・・レオナルド・ダ・ヴィンチは、
遠くのものは描きすぎずあるがままに表現しようと大気の存在を指摘している。
「遠くのものは明るくぼかし、薄く、青くし、前景は逆にはっきり描くと 遠近感が表現できる。


●ほとんどの人は、自分が絵が上手だということに気づいていません。
気づかれるのを待っているのです。絵を描こうと思った時が、その発見のチャンス。
金鉱を見つけたのだから、それをさらに深く掘り下げることを手伝ってあげよう。

●指導する人は、まず、素直にほめましょう。
けなしたり批判することはいつでもできます。
大切なことは、絵を描くという行為です。
もし、何か言葉を発したい時は、相手の才能を潰すのでなく、
愛をこめて、どうしたらその絵がもっと良くなるか、その絵を描いている人の状況から
アドバイスするよう心がけましょう。描く人の経験・感性・立場を見ながら、
ゆとりを持ってその絵を眺めながら、真実を語りましょう。
うわべのほめ言葉は逆に描く人の心を傷つけます。

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2:透視図法・・・絵には、必ず、地平線が一本あります。
また、建物や風景を描くとき、目の高さ(視点)を決めましょう。
目の高さは地平線と同じであるというのが「透視図法」の考え方で、
建物の側面や屋根、軒下、木々などの線を延長すると交わる線があり、
それを「消失線」といい、それが目の高さと同じ位置になります。
 *透視図法には、1点透視法・2点透視法・3点透視法があります。

◆1点透視図法・・・一般に地平線の中央やその付近に消失点を定めます。

◆2点透視図法・・・両側の上下の延長線は、
それぞれの水平線上に集まりますが、この場合、消失点は2つになります。

*高いビルや丘の上から下を見下ろす時の描き方

*ブロックが目の高さより上になると消失点がブロックより下になります。

◆3点透視法・・・・・・かなり高度な透視図法です。消失点が3点になります

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●あなたは指導者という立場に立った瞬間から、心をリラックスさせ
、愛情あふれる前向きな考えを前面に出そう。
そして、生徒の内に潜む才能を伸ばし、向上させるために、一歩一歩努力しよう。

●良き指導者とは、強さや能力を一方的に与えるのでなく、ただそっと見守り、
何か助けを求めた時に、できるだけ間接的にアドバイスできる人です。
そうしなければ、人はひとり立ちできません。
教えるということは、自立した個性が1人で能力を発揮できるようにすることです。
けっして、その場の時間だけを提供するのではありません。

6)写真利用法

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 写真は冷静で信頼できる現実を再現できます。
写真は絵画のインスピレーションの源になります。
ただし、あくまで道具の一つ。本物を見て描くことが大切。
写真から描くだけでは絵はどうしても平板になり易いからです。
 写真に頼りすぎると、生き生きした感性が失われてしまうことが多いのです。
だから、絵を描く人は、現実にあるものも、写真も、同様に生き生きと解釈することが大切です。
それには、写真をそのままコピーするのでなく、創造的に解釈し、自分の絵にしましょう。
(写真を道具すると、実物を写真にとって、家でじっくり描くことができます。


●生徒の「自信」を尊重し、楽しんで学び、きらきら輝きながら、
さらに新しい目標に没頭出来るように、未知な世界の水先案内人になろう。

●指導者は偉くありません。自分の都合で勝手に裁かないことです。
そして、押し付けにならないような指導姿勢を築きましょう。
生徒一人一人が尊重されていると感じるような指導を心がけましょう。
特に1人よがりの非建設的な批評をしないように。

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 基本的な色は6色から12色で十分。

基本的には、暖色(レッド・イエロー・シェンナ)と寒色(ブルー・グリーン)、
それらを混ぜた中間色をうまく混色することで豊かな色彩を表現できます。
色には、色相と彩度とトーン(明度)があります。

■トーン・・・トーンは明暗の度合いをいいます。
どの色がどの程度、光を反射しているか、あるいは吸収しているかを表現する方法です。
トーンは物を識別し、ものの関係を知らせる重要な役目を持ちます。
絵を描くとき、3つのトーンを常に心がけて描きましょう。

●ハイライト(明るいトーン)
●ハーフトーン(中間のトーン)
●ダークトーン(暗いトーン)

●生徒が完全に没頭していれば、その世界をあなたは守ってあげよう。
いかに価値のあるものなのかを信じながら。
そして、忍耐心を育てる努力に力を貸そう。けっして、あきらめることがないよう。
平凡と非凡の差は、そのちょっとした忍耐であることを常に明言しよう。
天才は99%努力から来ていることはだれもが知っている真実です。

●指導者は、まず、生徒を理解しよう。助言をする前に、彼らの状況を理解しよう。
彼らが何を望んでいるのかまら心身ともに打ち込んでいるときの「集中力」のすごさを

8)白抜き(切り取り)法

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 水彩を描くときには、白を上手に生かすことが大切。
本物の水彩では、始めからどの部分で白を生かすか、考えておかないと失敗します。
しかしパソコン絵画では、切り取りというテクニックがあります。
あとからでも白くしたいところは切り取ることが可能です。
またマーカーで重ね塗りもできるので、豊かな表現、例えば「溜まり」という
水が溜まった表現も可能です。筆から「ぽとん」と水を垂らし、その時、
出来た水のたまりが自然に乾いた状態のことをいいます。
花の茎の分かれ目に使うと、深い重なりが出来ます。
そんな手法も色が濁ったり、汚くなることがないので、
始めての人でも美しい水彩画を描くことができます。
もちろん、「たまりの技術」は本物の水彩画にはとても敵いませんが・・・
でも、がんばって描いてみましょう

9)点景法
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 風景の中に点景を描くときは、動物や人物をあとから、さらっと描きます。 
動物や人物などは他でスケッチしておくと便利です。

絵を上手に描くには、その準備期間が大切です。
描こうと思い、徐々にステップを踏み始めるには相当な期間がかかります。
また、始めから上手な人はいません。
上手な人ほど、自分を認めようとしません。
その人の代わりに「よいところ」を探してみてください。

●指導者は、指導しているとき、自分が絵を描く人だということを忘れましょう。
争っていては、よき指導者になれません。
相手の立場に立って絵を眺め、本気になって、自分の技術を提供しよう。ということは、
指導者も常に努力することが大切だということです。

10)風景の明暗法

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 風景画を描くとき、空を地面より明るくすることが基本です。
ただし、空の反射も考え、水や地面の色を考えましょう。

■影のつけ方:影のつけ方には、幾つかの法則があります。

1:柔らかなエッジにします。
2:物から離れると、影の色が薄れ、影のトーンを明るくします。
3:一つの影に単純化することが大切です。
4:影を描くときは黒やグレーでなく、その物のもつ深い色・暗い色を使います。
5:暗い色を不透明で塗るのでなく、下の色が抜けて見えるように、透明感のある
色合いで、重ねて行きます。


幸福は自分で選んだ人生を生きる勇気が含まれます。
絵を描くということを始めた生徒はもう
幸福を手に入れたと同じです。完全に「描くこと」に没頭していれば、
それだけで幸福な空間にいるわけです。その環境作りが大切です。

●指導者として、もっとも価値のあることは、他人に自分の時間と経験を与えることです。
そして、無償の笑顔がプラスされれば、ますますけっこう。
笑顔と真摯なアドバイスこそが生徒の才能を育てることが出来ます。


指導者に一番大切なことは、忍耐心と待つ心!
 必ず良き指導者上達への道はあります。忍耐心と待つ心!
あとは、調味料として、愛と能力と技術。


●常に前に進み続けよう。
良き指導者への道は、良き人生への道と平行線です。

人生の主役はあなた!あなたが全てを切り開きます。*************************************************************************

電彩アート指導の基本: 常に心がけよう!

1: 体全体から出る笑顔で指導する。
2: 自分の尺度でボーダーラインを引かない。
3: 易しい、簡単だ、難しいと物事をきめつけない。
4: 悪い言葉、噂、中傷を言わない。
5: 10回聞かれても笑顔で答える。
6: 絵を描こうという喜びを分かち合おう。
7: 技術だけを教えるのでなく、その人の能力を引っ張り出そう。
8: 生徒1人1人の個性や感性を尊重しよう。
9: 指導することで、自分も成長し、共に学ぶ姿勢を忘れない。
10: 教材研究や社会学を心がけ、1教えるのに 10は下準備しよう。

パソコン絵画  電彩アート  主宰者山田みち子著

電彩アートの会員さんのみ、このページの転記、使用を許可します。
その他の方は使用しないでください。 1997年10月山田記載
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